再認ヒューリスティックと広告

「なぜ直感のほうが上手くいくのか? – 「無意識の知性」が決めている」と言う本を読みました。先日読んでいた、選択の科学の中で引用されていた文献だった為です。 この「なぜ直感のほうが上手くいくのか? – 「無意識の知性」が決めている」と言う本は、大まかに言うと再認ヒューリスティックと選択について書かれています。 再認ヒューリスティックと言うのは、平たく言えば経験則なのですが、本書の中では再認ヒューリスティック(経験則)によってなされた選択は、時として専門家のそれよりも高い正解率をはじき出す事がある。そして、再認ヒューリスティックは全ての物事に対して有効な手段ではなく、当人が選択する事項やそれを取り巻く状況に関して、十分過ぎない情報をもっている必要があると言う様な事が、色々な実験結果を用いながら書かれています。 さて、少し話は変わりますが、以前、広告配信サーバーなるものを作っていた経験があります。様々なサイトに掲載されている広告表示用のJavaScriptからものすごく大量のデータが毎秒送られてくるものを記録しつつ、怪しげであったり、規約に違反するデータを判別すると言うものでした。その時には、ただひたすらに大量のデータを高速に捌く事ばかりを考えていたのですが、その仕事が一段落した時、「なぜ広告なんてものを(こんなにも大金をかけて)配信するのだろうか?」と言う、素朴な疑問を抱いた事があります。 ですが今回、再認ヒューリスティックと購買行動、若しくは購買に関わる選択として考えてみたところ、広告の意味と言うのも分かる様な気がしました。

コモディティ化しない働き方

瀧本哲史著の「僕は君たちに武器を配りたい」を読みました。 本書はこれから社会に出る大学生向けに書かれているもで、現状、そして将来の日本における経済動向の傾向予測やそれへの対処が完結に記されています。 当然僕は学生では無いですし、対象読者像とはずれているのでしょうが、内容的には元々感じていた世の中の流れと合致する部分が多く、改めて説明されてみると「ああ、やっぱりね」と思う点が多い作品でした。 特に今後(今、もう既に始まっているかも知れませんが)、資本主義が本来の資本主義としての姿になって行くと言う点、その際に生き残るのはコモディティ化し得ない何かだと言う2点(ここらへんの事は本書に詳しくかいてありますので、是非読んでみて下さい)。 特に投資家として生きる本当の意味と言う章では、単に「投資家になれーぃ!」と言う話だけではなく、「投資家の視点で生きましょう」。そして、投資家として生きる為に必要な「情報を鵜呑みにしない」「ほんの少しの調査が投資効果を左右する」と言う点など、今すぐ、誰にでも役立つ内容だったと思います

仕事をしたつもり

海老原嗣生著の「仕事をしたつもり」を読みました。 サラリーマン、特にデスクワークをしている様ないわゆるホワイトカラーの人達向けに書かれた、「あんた、ちゃんと仕事してる?」と言う感じの内容でした。 もう少し具体的に言うと、仕事本来の目的や目標を失って体裁ばかりにこだわって仕事していませんか?だとか、「これが常識だから」と、思考を止めていませんか?だとか、そんな内容の事が書いてあります。 会社員の頃、「なぜ、この作業が必要なの?」「なぜ、こんなに資料作らなくちゃいけないの?」と思う事がありました。とにかく大量の資料を作り、お客さんの無理なオーダーに無理矢理答えなくてはいけない。その上、報告会なのか何なのか、何故僕が参加しなくてはいけないのか?がわからない様な会議が乱立し時間を奪われ、作業時間は定時過ぎてから…。今夜も深夜まで残業だ!なんて事がほぼ日常化していました。そう言う人が多い会社でしたので、一時期は「不夜城」なんて言われている時期もありました…。

未来への実験

デイル ドーテン著の「仕事は楽しいかね?」を読みました。 この本は、大雪の影響で空港に閉じ込められてしまった主人公が、高名な実業家の老人と出会うところからお話が始まる。老人は主人公の気持ちを知ってか知らずか、仕事を楽しくする、仕事で成功する方法を閉鎖された空港で一晩かけて伝えて行くと言うものです。 内容的にはラテラルシンキングに近いのかな?ロジカルに将来設計をし、目標を立て、筋道を立てて進んで行く事を否定する事から始まり、日々のちょっとした改善や成長を追い求め続ける事、そしてそれを楽しむ事こそが運を呼び込み、セレンディピティを導く。そしてその時、日々前進をしているのであれば目の前に現れた「チャンスの神様」をがっちりキャッチする事が出来るだろうと言うものです。具体的に、いくつかのリストの作成やそれへの対処についても記述があります。 また、とにもかくにも、いわゆるビジネス書の部類ではあまり多く無い、ストーリー仕立ての構成が読み易く、いわゆるロジカルにくみ上げられた「成功の方法」的な本と対比すると「楽しい」一冊だと思います。 この本を読んで2つの事を思いました。

奇抜なアイデア

木村尚義著のずるい考え方 ゼロから始めるラテラルシンキング入門を読みました。 つい先日、ロジカルシンキングを読んだばかりなのだけど、今回はラテラル(外側の)シンキングです。 ロジカルシンキングが思考に系統立てて、納得可能な順序を与えながらゴールに向かって行く作業なのだけれども、ラテラルシンキングは固定概念や一般的と言われるルールを飛び越えて、ゴールに向かう思考法とでも言おうか、まあ、奇抜なアイデアと言われる類のものを生み出す思考法のようなものでした。

ちょうど良い場所

鈴木謙介著のSQ “かかわり”の知能指数を読みました。 本書の大筋としては、身近な人や社会との関わりが人の幸せに繋がるよと言う話なのだけれども、面白いなぁ思ったのは、簡潔ながら時代の移り変わりや、その時代が創った典型的な人間モデルを定義している点でした。 以前、「優しい会社」と言う本を読んだのだけれども、その本の中でも各時代におけるモデルの定義とモデルへの理解を深める内容でした。こう言う、時代差というか、ジェネレーションギャップみたいなものには、会社員時代に興味を持って、その後もずっと興味が尽きることがありません。 そして思うのは、きっと時代は巡るんだろうなぁと言うこと。

思考の劇薬

北野武著の超思考を読みました。 この人の本を読むたびに思うのだけど、本当に天邪鬼な人だなぁと。変な話だけど感心する…いや、もしかすると天邪鬼と言う言い方は正しく無いかも知れないです。 本書の中にも出てくるとおり、世の中をそして自分自身を斜め上くらいの位置から見下ろしているような、俯瞰しているような。そして、自分独自のルールと言うか、正義みたいなものを持っているような気がします。 僕も比較的、一歩下がったところで自分や世の中を見ているような所があるので、今回、この本を読んで見て、共感できました。

ピンッ!と来なかった

セス・ゴーディン著のパーミッション・マーケティングを読みました。 内容的には、新規顧客を獲得するよりも既存顧客、或は顧客以前の消費者と仲良くして行った方が、1顧客あたりの生涯総利益を考えると良いんじゃないの?その為には、あれやこれのパーミッションを消費者から取るのが大事だぜ!的な話です。

年収200倍の法則

「稼ぐ人は、なぜ長財布を使うのか?」と言う本を読みました。 この本は、借金に苦しんだ経験もある税理士の著者が多くの経営者に共通する「お財布」強いては「お金に対する哲学」についてまとめた本です。 当然、僕も年収200倍にしたいなーと思って手に取ったわけですが、今のところ200倍にはなっていません。というか、倍にもなっていません…。まあ、哲学ですから、そうそう上塗り出来るわけも無く…orz